ダイエットを効率的にするために自分を知ろう

万年ダイエッターで話題の方法を試してみても痩せない…と悩んでいる方もいらっしゃると思います。
試した方法が実は自分に合っていないために痩せなかっただけという場合があるのです。
それは骨格筋の種類と割合にカギがあります。
詳しく今日の記事でお伝えしていきます。

骨格筋とは

そもそも骨格筋とは何か。
人間はたくさんの筋肉でできています。心臓を動かす心筋・内臓や血管を動かす平滑筋、これらは自分の意思で動かすことはできない筋肉です。ですが一つ自分の意思で動かすことができる筋肉があります。それが骨格筋です。骨格筋は全身を動かすのに必要な筋肉で身体中に張り巡らされています。
この筋肉を鍛えることで代謝があがり、毎日の消費カロリーが増え効率的にダイエットできるのです。

じゃあ骨格筋を鍛えればダイエットの近道だから筋トレをしろってことね。そう言われてしまうと思いますが、これが今回の穴で筋トレだけが筋肉を鍛える術ではありません。
それはなぜかというと、骨格筋には速筋と遅筋があります。

速筋と遅筋

速筋と遅筋読んで字の如く「速い筋肉」と「遅い筋肉」です。これらの筋肉は得意なことが違うので鍛え方も別になるのです。
まず速筋は俊敏に動くためによく使う筋肉でダッシュする時やジャンプする時など、一瞬すごい力を発揮させるために使用する筋肉です。
逆に遅筋は長時間動くために使う筋肉で、マラソンや水泳などをする時に発揮される筋肉です。
つまり、速筋を鍛えるには筋トレや短距離走などのいわゆる無酸素運動が、遅筋を鍛えるにはマラソンや水泳などの有酸素運動が有効なのです。
上記の説明を聞いただけでも同時に鍛えることは難しいことがわかると思います。

ではどちらも鍛える為に、速筋と遅筋両方鍛えるようにバランス良くやればいいのか、そうとも言い切れません。

速筋と遅筋の割合は生まれ持ったもの

速筋と遅筋の含有量は先天的なもので生まれた時に量が決まっています。トレーニングはそこにすでにある筋肉を大きく強くするもので鍛えて割合を変えられるものでは無いのです。
マラソン選手のような人は15:85ほど短距離選手は70:30ほど、一般人は55:45ほどと言われています。自分の筋肉の割合がわかればトレーニングが効率的にできるということです。

どういうことかというと、速筋30%、遅筋70%の人がいたとします。その人が筋トレをたくさんして、速筋1.5倍のエネルギー消費になったとしても45%。遅筋の方がまだ多いことがわかります。つまりこの人は遅筋を鍛える運動を重点的にやった方が効果が出やすいということです。

その為自分の筋肉の割合の把握が効率的なダイエットへの近道ということです。
一番正確に判断するには、検査キットなどで測って正確な割合を出すことです。
検査キットを使えば、正確な数値として自分の筋肉の割合がわかるので、どちらを重点的に鍛えればいいかわかります。
ですが、そこまで正確に判断しなくてもなんとなくわかるのが自分が短距離走が得意だったか長距離走が得意だったかです。
筆者はもっぱら短距離走が得意なタイプでした。つまり速筋が多いタイプだったということです。
振り返ってみるとダイエットをする時にジョギングしかしておらず走っても苦しさと反比例で体重が減りませんでした。
ですが、骨格筋の種類を知って試しに筋トレを1日20分ほどしてみるとそんなに苦しく無いのに体重が減りました。
このように自分の筋肉の含有によって有効なダイエットの手法が違うということがわかります。

最後に

記載してきたことをまとめると、短距離が得意だった人は速筋を鍛えるような筋トレなどの無酸素運動を中心に運動すること。マラソンが得意だった人は遅筋を鍛えるようなジョギングなどの有酸素運動を中心に運動すること。どちらも得意と思わなかったという人はどちらの運動もバランス良く取り入れることがダイエット成功の鍵になります。

自分のタイプを知って、効率よくダイエットしていきましょう。

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